<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 香爐峯下新卜山居草堂初成偶題東壁>
<Format: 七言律詩>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 香炉峰下（かうろほうか）、新（あら）たに山居（さんきょ）をト（ぼく）し　草堂（さうだう）初（はじ）めて成（な）り　偶々（たまたま）東壁（とうへき）に題（だい）す>
<BookPage: 458-465>
<UsedPage: 8>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
日高睡足猶慵起，
小閣重衾不怕寒。
 遺愛寺鐘欹枕聽，
香爐峯雪撥簾看。
 匡廬便是逃名地，
司馬仍為送老官。
 心泰身寧是歸處，
故鄉可獨在長安。
<End Poem>
<Translation>
日は高くのぼり、睡眠は十分であるが、それでもなお起きあがるのがけだるい。ささやかな住居であるが、夜具をかさねているの で、寒さの心配もない。
遺愛寺から響いてくる鐘の音は、枕に体を欹えて聴き、香炉峰に降りつもる白雪は、簾を撥ねあげて眺める。
思うに、ここ廬山こそは、俗世間の名利から逃れるのに最もふさわしい土地であり、現在の司馬という役職は、やはり老後を過ごすのに一番適した官である。
心身ともに安らかでいられる処こそ、自分が最終的に落ちつくべき場所なのだ。故郷は何もただ長安だけにあるわけではない。
<End Translation>
<Formatted Translation>
日は高くのぼり、睡眠は十分であるが、それでもなお起きあがるのがけだるい。
ささやかな住居であるが、夜具をかさねているの で、寒さの心配もない。
遺愛寺から響いてくる鐘の音は、枕に体を欹えて聴き、
香炉峰に降りつもる白雪は、簾を撥ねあげて眺める。
思うに、ここ廬山こそは、俗世間の名利から逃れるのに最もふさわしい土地であり、
現在の司馬という役職は、やはり老後を過ごすのに一番適した官である。
心身ともに安らかでいられる処こそ、自分が最終的に落ちつくべき場所なのだ。
故郷は何もただ長安だけにあるわけではない。
<End Formatted Translation>